過呼吸と過換気症候群の違い

 

過呼吸とは、血液中の酸素と二酸化炭素のバランスが崩れ、
酸素過多になり、二酸化炭素不足となる状態をいいます。

 

 

その結果、動脈血中の酸素分圧が上昇し、炭酸ガス分圧が
低下し1回換気量が増大します。

 

 

過呼吸が発症するケースとして多いのは、有酸素運動と
呼ばれる陸上競技やマラソン、水泳、サッカーなどの
呼吸を多く必要とされるスポーツです。

 

 

過呼吸の症状としては、低酸素症と似ており、
程度が強くなると手足や唇の痺れや呼吸困難、頭のふらつき、
息苦しさ、眠気、激しい耳鳴りや悪寒をきたすこともあります。

 

 

また、重度の場合は筋肉が硬直するという場合もあり
それらが悪循環になって発作がひどくなっていきます。

 

 

これを、過呼吸症候群と呼びます。

 

 

これが心身症など、精神的要因によっておこる場合は
過換気症候群と呼びます。

 

 

ですから、過呼吸過換気症候群が混同されがちですが、
激しい運動の後などに、過度な呼吸で体内に酸素を
取り入れ酸素濃度が高くなる状態の場合は過呼吸

 

 

運動もしていないのに、突発的に起こることが多い
過換気症候群は、別の病気と言えます。

 

 

ただし、どちらも症状が似通っていることから、
パニック障害の症状の一つである過換気症候群特有の
パニック発作なのではないか?
と思われがちです。

 

 

過呼吸がどういう状態で症状が起きたのか?

 

 

また、本人に心身症不安神経症不安障害などの
持病があるかどうかということが、判断するうえでは
重要な基準になるでしょう。

 

 

過換気症候群(精神的要因)の場合は、直接的に
この症状が起因して死ぬ事はないといわれます。

 

 

しかし激しい運動の後などに起こった過呼吸の場合は、
心臓発作などを誘発し死に至るケースもあるようです。

 

 

過換気症候群の対処法として一般的なのが、紙袋などを
口・鼻をあて、吐いた空気を再度吸い込むという方法
(ペーパーバッグ法)です。

 

 

ただしこの場合、袋をぴったりと口・鼻に当ててしまい、
外気を遮断してしまうと、発作時には、酸素が多すぎた状態から、
一気にバランスが逆転し二酸化炭素が多くなり過ぎて、窒息死に
至ったケースも報告されています。

 

 

ペーパーバッグ法を行う場合は、酸素不足にならないよう、
少し隙間を作っておくなどの配慮が必要といわれています。

 

 

発作が起きた場合は、介助者は特別なことをするのではなく、
まず「大丈夫だから安心していい」ということを知らせて
患者を落ち着かせ、息を吐くことを患者に意識させ、
ゆっくりと深呼吸をさせることが必要です。

 

⇒パニック障害と間違われる似た病気や症状

 

 

 

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パニック障害と間違われる似た病気や症状

 

パニック障害の症状には、パニック発作をはじめとする
いろんな症状がありますが、パニック障害の症状に似ている
違う病気というものがあります。

 

 

違う病気なのですから、対処法や治療法も違うわけで、
知らなかったでは済まされない場合もでてきます。

 

 

以下、パニック障害と間違うことが多い病気や症状です。
尚、パニック障害と関連性のある精神疾患と一部重なる
病気や症状も含まれています。

 

 

 

【過呼吸/過換気症候群】
有酸素運動と呼ばれる呼吸を多く必要とされるスポーツ
などで起きる過呼吸は、血液中の酸素と二酸化炭素の
バランスが崩れ、酸素過多になり、二酸化炭素不足となる
状態をいいます。
また、心身症など、精神的要因によっておこる場合を
過換気症候群といいます。

 ⇒過呼吸/過換気症候群 詳細

 

 

【自律神経失調症】
自律神経の異常によって、めまい、ふらつき、動悸、息切れ
倦怠感、疲れやすいこと、手足の冷え、発汗、頭ののぼせ、
頭痛、頭重感、不眠、食欲不振などの症状が現れます。
器質的(物理的)な疾患や顕著な精神障害が認められない
ものを自律神経失調症といいます。

 ⇒自律神経失調症 詳細

 

【急性ストレス障害:ASD】
急性ストレス障害は例えば危うく命を落としかけた様な、
大きな事故に遭った直後などに発症します。
症状の特徴は一口で現わせば、とにかく「ボーっとしている」
ことですが、感情が麻痺した様な状態で顔の表情も乏しくなり、
周囲の状況に対しても無反応になります。
⇒急性ストレス障害:ASD詳細

 

 

【心的外傷後ストレス障害:PTSD】
心的外傷後ストレス障害(PTSD)は過去における悲惨な体験や
体に加えられた危害や恐怖、またはそれを暗示するものに苛まれ
苦しめられる病気です。
心的外傷後ストレス障害の代表的な症状は大きく分けて
「再体験症状」、「過覚醒症状」、「回避症状」
の三つがあります。
⇒心的外傷後ストレス障害:PTSD詳細

 

 

【メニエール病】
メニエール病の症状として代表的なのがめまい、耳鳴り、難聴
になります。
吐きけなどの自律神経症状をしばしば伴うことや、ふらつく
ような回転性の激しいめまいを伴う場合が多く、日常生活に
支障をきたす女性に多い病気です。

 

 

【バセドウ病】
バセドウ病は、自分の甲状腺に対する抗体(自己抗体)
が原因で甲状腺が刺激されて血中甲状腺ホルモンが過剰になり、
種々の症状が出現する病気です。
症状としては、動悸、頻脈(ひんみゃく)、体重減少、
発汗過多、手指などのふるえ、微熱、眼球突出(ない例も多い)、
甲状腺の腫れ(外部から触れない例もある)、イライラなどの
神経過敏、食欲亢進(こうしん)、下痢、過少月経、倦怠感、
筋力低下などです。

 

 

【虚血性心疾患】
心臓の筋肉(心筋)に血液を送る3本の動脈(冠状動脈)が
狭くなったり、塞がったりして、そこから先の心筋が酸素不足
に陥る状態を虚血性心疾患と呼びます。
前胸部が押されるような痛みや胸がつまる感じが長時間持続し
狭心症や心筋梗塞の症状が現れます。

 

 

【側頭葉てんかん】
側頭葉てんかんは,本人が自覚のないままに無意識に
行動する自動症が特徴です.
記憶障害、性格変化、精神症状など、他のてんかん発作に
見られない様々な随伴症状があります。

 

 

【過敏性腸症候群】
腸の検査や血液検査で明らかな異常が認められないにも
かかわらず、腹痛や腹部の不快感を伴って、便秘や下痢が
長く続く病気です。
主な症状は、腹痛もしくは腹部不快感と便通異常です。
ストレスは、症状を悪化させる要因となります。

 

 

【心臓神経症/神経循環無力症】
心臓神経症は、「器質的な心臓の病気がないにもかかわらず、
循環器症状を訴える神経症」です。
症状としては、動悸、胸部不快感、胸痛、息切れ、めまいなど
循環器症状を主とするのが特徴ですが、不安、緊張、焦燥、
神経過敏、不眠、抑うつなどの精神症状も伴います。

 

 

 

 

 

 

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