
格安SIMやeSIMってなに?そんな疑問を持つ方のために、基本の仕組みから選び方、最新のおすすめMVNOまでを
中高年でも理解できるようにわかりやすく解説します。
通信費を見直したいのは、若者だけではありません。
中高年も生活が苦しく、少しでも安い通信料金にしたいはず。
でも、格安SIMやeSIMって聞いたことはあっても何をどうすればいいのか
よくわからないというのが大方の意見ではないでしょうか?
そんな疑問に、中高年でもわかるようにかみ砕いた内容です。
Contents
格安SIMとは?仕組みと特徴をやさしく解説
スマホ代を節約したいなら、最近よく耳にする「格安SIM」がおすすめです。でも、「なんだか難しそう…」「よくわからない」という方も多いのではないでしょうか?ここでは、中学生やスマホ初心者の方でもわかるように、格安SIMの基本と仕組みについてやさしく説明します。
格安SIMってなに?MNOとMVNOのちがい
格安SIMとは、大手の携帯会社(たとえばドコモやau)の回線を借りて、より安い料金でスマホの通信サービスを提供している会社が発行するSIMカードのことです。
このような会社は「MVNO(エムブイエヌオー)」と呼ばれていて、自分たちでは電波を飛ばす基地局などの設備を持っていません。その代わり、すでにある大手会社の回線を借りることで、コストを抑えて安くサービスを提供しています。
反対に、ドコモやau、ソフトバンクなど自分で基地局を持っている会社のことを「MNO(エムエヌオー)」と言います。MNOは広いエリアで安定した通信ができますが、その分、設備費用や人件費がかかるので料金が高くなりがちです。
MVNOは店舗を持たなかったり、ネットでの申し込みに限定したりして、コストを下げているため、月に1,000円程度からスマホが使えるプランもあります。これが「格安SIM」と呼ばれる理由です。
「電話やネットは使いたいけど、とにかく料金は抑えたい」
という方には、とても相性のいい選択肢なんです。
格安SIMが人気の理由は?その背景とは
最近、格安SIMの利用者がどんどん増えてきています。その理由のひとつは、毎月のスマホ代が高くて困っている人が多いから。特に家族が多かったり、年金生活の高齢者だったり、節約したい人にとっては通信費の見直しが大きな関心ごとになっています。
政府も「スマホ代をもっと安くしていこう」と呼びかけていて、それに応じて格安SIM会社もサービスを充実させてきました。以前は「安いけど、ちょっと不便かも…」と言われていた格安SIMですが、最近ではネットでの申し込みもカンタンになり、サポート体制も整ってきています。
また、「家でも外でもネットにつながるのは当たり前」な時代になったことで、「必要な分だけ、ちょうどよく使いたい」という考え方が広まっています。このような背景も、格安SIMの人気が高まっている理由です。
SIMカードってなに?スマホとの関係
スマホには「SIMカード」と呼ばれる小さなチップが入っています。このSIMカードが、あなたのスマホに電話番号やネット通信を使うための情報を教えてくれる役割をしています。
SIMカードにはいくつかのサイズがあり、最近のスマホでは「nanoSIM(ナノシム)」という一番小さいサイズが主流です。さらに最近では、「eSIM(イーシム)」という、スマホの中に組み込まれていてカードがいらないタイプも増えてきました。
格安SIMを使うには、このSIMカードを対応しているスマホに入れて使います。ただし、もともとドコモなどで買ったスマホには「SIMロック」がかかっていることがあり、他の会社のSIMが使えないようになっていることも。今はそのロックを解除するのが義務になったので、解除すればどの会社のSIMでも使えるようになります。
また、最初から「SIMフリー」として売られているスマホもあり、こうした端末なら、どの格安SIMでも自由に使うことができます。これにより、自分に合った通信会社を自由に選べる時代になったのです。
格安SIMは、「スマホ代を安くしたいけど、品質もある程度ほしい」という方にとって、とても賢い選択です。次は、格安SIMのメリットとデメリットについて、さらに詳しく見ていきましょう。
格安SIMのメリットとデメリットをくわしく紹介
格安SIMにはたくさんのメリットがありますが、注意しなければならないポイントもあります。この章では、良い点と気をつけたい点の両方をわかりやすく紹介していきます。
月額料金がとっても安い!
格安SIMのいちばんの魅力は、やっぱり毎月のスマホ代がとても安くなることです。たとえば、大手キャリアで月々7,000円〜8,000円かかっていた人が、格安SIMに乗り換えると1,000円台〜3,000円台におさまるケースも多くあります。
この料金の安さの理由は、格安SIMの会社が大手キャリアの回線を借りてサービスを提供していることにあります。自分たちで基地局を持たないため、設備投資のコストが少なく、料金を安くできるのです。
また、実店舗を持たずにオンラインでの申し込みに限定したり、広告費を抑えたりしているため、その分もユーザーの料金に反映されているのです。
「スマホ代が高いなぁ…」
と感じている方にとっては、家計の節約につながるとてもありがたい選択肢です。
自分に合ったプランが選べる
格安SIMでは、1GB、3GB、5GB、10GBなど、さまざまなデータ容量のプランが用意されています。ネットやSNSをちょっと見るくらいなら、1GB〜3GBでも十分ですし、YouTubeなどの動画をよく見る人には10GB以上のプランが人気です。
また、通話をあまり使わない人向けの「データ専用プラン」や、通話が多い人向けの「かけ放題オプション付きプラン」もあります。自分の使い方に合わせて、ムダのないプランを選べるのが魅力です。
必要な分だけ使えて、料金もそれに応じて設定できるので、「ちょうどいい」が見つかりやすいのが格安SIMのいいところです。
通信速度に差が出ることもある
格安SIMは大手キャリアの回線を間借りしているため、回線が混雑する時間帯、たとえばお昼の12時〜13時や夕方の18時〜20時には通信速度が遅くなることがあります。
このため、動画をスムーズに見たい方や、オンラインゲームをプレイしたい方にとっては、少し不便に感じることがあるかもしれません。ただ、LINEやメール、SNSの閲覧など、軽い通信ならほとんど問題ありません。
また、MVNO各社の中には混雑時の速度改善に力を入れているところもあります。ユーザーの口コミやレビュー、実際の速度を計測したサイトの情報などをチェックして、安定した会社を選ぶのがポイントです。
キャリアメールが使えないこともある
大手キャリアを使っていた人は、「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp」などのキャリアメールを使っていたかもしれません。格安SIMに乗り換えると、このキャリアメールが使えなくなることがあります。
その場合は、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールに切り替える必要があります。ただし、フリーメールはスマホを変えてもそのまま使えるので、むしろ便利になるという人もいます。
重要な連絡先や登録情報などをキャリアメールにしている場合は、乗り換える前にアドレスの変更をしておくのが安心です。
店舗でのサポートが少ない
格安SIMの多くは、店舗を持たずにインターネットで申し込みやサポートを受け付けています。そのため、「スマホの初期設定が不安…」「何かあったときにすぐ聞きたい」という人には、少し不安を感じることもあるかもしれません。
ただ、最近ではチャットサポートや電話対応を強化しているMVNOも増えており、公式サイトにわかりやすいマニュアルやQ&Aも用意されています。もし、どうしても不安な場合は、店舗サポートがあるUQモバイルやY!mobileなどの格安SIMを選ぶのもおすすめです。
このように、格安SIMには「料金の安さ」「プランの豊富さ」といったメリットがある一方、「通信速度」や「サポート面」では人によって合う・合わないが出てくるかもしれません。
それでも、自分のスマホの使い方をしっかり把握すれば、格安SIMはとてもコスパが良く、満足度の高い選択肢になるでしょう。
格安SIMの選び方ガイド【初心者向け】
格安SIMを使ってみたいけど、「たくさんありすぎてどれを選べばいいのかわからない…」という方も多いはず。ここでは、初めての方でも失敗しないための格安SIMの選び方を、やさしく説明します。
ステップ1:自分のスマホの使い方をチェック
まずは、自分がどんなふうにスマホを使っているかを見直してみましょう。
動画やゲームをよく使う → データ通信量が多い人向け
LINEやネット検索、SNSが中心 → 少ないデータ容量でもOK
通話が多い → かけ放題オプションがあると安心
Wi-Fi中心の生活 → 月に1GB未満でも十分なことも
自分の使い方に合ったプランを選ぶことが、失敗しないための第一歩です。
ステップ2:月額料金とデータ容量を比較
次に大事なのは、月々にかかる料金と、使えるデータ容量のバランスをチェックすることです。
たとえば、3GBのプランなら月1,000円台で使えるところもありますし、10GBや20GBのプランなら2,000円台〜3,000円台のものも。
たくさん使う人は大容量を、あまり使わない人は小容量プランを選ぶと、料金の無駄がありません。
ステップ3:通話の有無とオプションを確認
格安SIMには、「データ通信のみ」「SMS付き」「音声通話付き」の3つのタイプがあります。
電話番号が必要な人は、音声通話付きプランを選びましょう。また、
通話が短い人 → 5分以内かけ放題が便利
通話が多い人 → 完全かけ放題プランもあり
必要に応じて、こうしたオプションもチェックしておくと安心です。
ステップ4:通信速度や口コミをチェック
格安SIMによっては、通信速度が遅くなる時間帯があります。特に昼12時頃や夕方は混み合いやすく、読み込みが遅くなることも。
不安な方は、SNSやレビューサイトで「実際に使ってみた人の感想」を調べてみるのがおすすめです。
ステップ5:サポート体制と申込み方法を確認
ネットだけで契約・解約できる?
チャットや電話で相談できる?
店舗でサポートが受けられる?
スマホ操作が不安な方は、サポートが手厚いMVNO(たとえばUQモバイルやY!mobileなど)を選ぶと安心です。
ステップ6:SIMタイプ(物理SIM/eSIM)を選ぶ
最近では「eSIM対応」のスマホも増えています。eSIMならカードの差し替えが不要で、ネットだけで即日開通できることも。
端末がeSIMに対応していれば、eSIMプランを選ぶのもおすすめです。
自分に合った格安SIMを選ぶコツは、「使い方」と「生活スタイル」に合わせること。
焦らず、比べながら、ぴったりの1枚を見つけてくださいね!
おすすめMVNO比較ガイド【2025年最新版】
格安SIM(MVNO)はたくさんの会社が参入しており、それぞれ特徴があります。ここでは、料金・通信速度・サポート体制などから総合的におすすめできるMVNOをわかりやすく比較・紹介します。
1位:UQモバイル(au回線)
特徴:
通信速度が非常に安定しており、昼休みや夕方でも快適に使える。
全国に実店舗があり、対面サポートが可能。
節約モード搭載で、SNS利用中のデータ節約も可能。
eSIM対応。
おすすめポイント:
初心者にもやさしい実店舗対応。通信品質も高く、迷ったらまず検討すべき一社。
2位:Y!mobile(ソフトバンク回線)
特徴:
ソフトバンクのサブブランドで、キャリア並みの通信速度。
家族割やPayPayとの連携でお得感あり。
実店舗も多数。
eSIM対応。
おすすめポイント:
家族でまとめて使うとかなりお得。PayPayユーザーとの相性が抜群。
3位:IIJmio(ドコモ/au回線)
特徴:
月額440円~のeSIM専用プランあり。
通話定額オプションが柔軟。
技術力に定評があり、安定した品質。
家族でのデータシェアが可能。
おすすめポイント:
安くて使い勝手がよく、サブ回線やタブレット用途にも最適。
4位:mineo(ドコモ/au/ソフトバンク回線)
特徴:
全キャリアに対応。
節約モード&フリータンク機能あり。
コミュニティ「マイネ王」で初心者も安心。
eSIM対応開始。
おすすめポイント:
ユーザー同士の支え合い文化が魅力。柔軟な使い方に対応。
5位:OCNモバイルONE(ドコモ回線)
特徴:
NTT系列で通信の信頼性が高い。
専用通話アプリで通話料が安くなる。
音楽系サービスがカウントフリー(音楽再生で通信量ゼロ)。
おすすめポイント:
音楽配信をよく使う人、ドコモ系で安定感を求める人にぴったり。
MVNOを選ぶ際のポイント
回線の種類(ドコモ・au・ソフトバンク):自宅や職場の電波状況に合った回線を選ぶ。
通信速度と安定性:動画やゲームをする人は回線品質を重視。
データ容量とプラン内容:自分の使い方に合った容量か?節約モードや繰り越し機能があるか?
eSIM対応の有無:物理SIMが不要なeSIMに対応しているか?
サポート体制:チャットや実店舗の有無。スマホ初心者はサポートも重要。
どのMVNOも特徴が異なるので、自分のスマホ利用スタイルに合わせて選ぶことが成功のカギです。
【まとめ】
初心者にもわかりやすい格安SIM&eSIMガイド
格安SIMとeSIMは、スマホ代を抑えつつ必要な通信機能を確保したい方にとって、とても魅力的な選択肢です。特に最近はサービスの質が向上し、初心者でも使いやすいようにサポートやプランが整備されてきました。
格安SIMの特徴とメリット
大手キャリアの回線を借りて通信サービスを提供する「MVNO」によって運営されており、月額料金が安いのが最大の特徴。
MNO(ドコモ・au・ソフトバンクなど)と違い、設備や店舗を持たない分、運営コストが低く、その分ユーザーに低価格でサービスが提供されます。
料金は1,000円台からスタートでき、必要なデータ容量や通話オプションを自由に選べる柔軟性が魅力です。
eSIMのメリットと注意点
eSIMはスマホに内蔵された仮想SIMで、物理的なカードが不要。
オンラインで契約・開通が完結し、スピーディな切り替えが可能。
デュアルSIM運用で1台のスマホで複数の回線を使い分けられる柔軟性。
ただし対応端末が限られている点、プロファイルの再発行手続きの手間などは事前に確認が必要。
初心者向けの選び方
自分の使い方(データ中心・通話中心・両方)を把握することが第一歩。
通信速度やサポート体制、eSIM対応の有無など、自分の重視するポイントで比較するのが重要。
MNPを使えば今の電話番号をそのまま使える。メールアドレスの変更なども早めに対応しておくと安心。
おすすめMVNO例
UQモバイル:au回線で安定、高速。実店舗あり、初心者も安心。
Y!mobile:ソフトバンク系で通信品質◎。家族割やPayPay連携がお得。
IIJmio:料金の安さとプランの柔軟性が魅力。eSIMにも強い。
mineo:3キャリア対応、ユーザー同士のサポートやシェア機能が充実。
OCNモバイルONE:通話アプリやdocomo回線での安心感が強み。
スムーズな乗り換えのために
MNP予約番号の取得、本人確認書類やクレジットカードの準備が必要。
Web申込みと店舗申込み、それぞれのメリット・デメリットを理解して自分に合った方法を選ぼう。
SIMカードの挿入やAPN設定、データ移行などの初期設定も、最近では公式ガイドやサポートで初心者でも簡単に実施可能。
スマホの利用スタイルや予算に合わせて、eSIMと格安SIMを賢く組み合わせれば、月々の通信費を大きく節約できます。
最新のキャンペーン情報や比較サイトも活用しながら、自分にピッタリのSIMを見つけましょう。
スマートな選択が、快適でおトクなスマホライフへの第一歩です。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
【ブログランキングに参加中!】
カテゴリ:話題の商品やサービス [コメント:0]
コメントフォーム