以前からテレビ等でよく目にする
ネット生命保険や自動車保険は、
既存の保険より安いのは何故?
スマホで年齢や性別を入力して
数十秒程度で支払保険料が出る!
そんなTVCMありますよね。
それもとんでもなく安い。
誰もが目にした事があるであろう
○○○ネット生命
ネット上に公開されている
業績・財務情報を見る限り
右肩上がりの好調のようです。
今まで幅を利かせてきた
大手生命保険会社各社は、
戦々恐々としているに違いない。
消費者(契約者)からすれば、
同じ様な補償内容なのに支払う
保険料が全然違う。
年々厳しくなっている
経済状況を鑑みれば少しでも
出費を抑えたいのは誰もが
思う事でしょう。
○○○ネット生命については
どうも若い世代を中心に
加入者が増えているらしい。
特に育児にお金がかかる年代は
出費に対してシビアになるもの。
若くして家を建てたり買ったりして
支払いに追われる若者も多い。
そうなると、同じサービス内容なら
当然安い方に流れるのは明白です。
私の若いころには無かったので、
今の人たちは選択肢として選ぶ
対象が増えたのはいいことだ。
だが、高齢者を中心にまだまだ
大手保険会社のブランドに心酔し
変わらないタイプも一定数いる。
それでも、今後を予想すれば
間違いなくネットで完結する
○○○ネット生命などの業態が
増えていくのは目に見えている。
テレビで見ない日はないほどの
自動車の任意保険にしても
しかりである。
○○ーリッヒ
○○ー損保
○○○ダイレクト
等々
以前から見るとサービス内容の
不安についても改善されている。
車の事故については、
火事などに比べれば確率的に
多いので、やっぱり事故対応が
しっかりしているかということは
重要である。
大手損保保険会社は、
その部分を強調して信頼感を
得ているのは間違いない。
ただ、自分が思うのは、
「事故を起こしていない」
なのに
「保険料が下がらない」
もしくは
「ずっと同じ金額」
という部分には違和感を覚えます。
頻繁に事故を起こすドライバーなら
いざ知らず
有料ドライバーのメリットが
感じられないのがネックだ。
ネットの損害保険会社は、
そのあたりをうまく突いている。
走行距離に応じた保険料だったり
同じ補償内容での保険料の違いは
加入者が増えている要因だろう。
生命保険にしろ損害保険にしろ
ネット企業の価格と既存の大手
保険会社とがこれほど違うなら
間違いなくネットが増えるだろう。
ただし、補償やサービス内容が同じ
という条件が守られることが前提
ではあるが・・・
ネット生保や損保がこれほどの
価格破壊力を持つのは理由がある。
一番の違いは、固定費の違いである。
昔からある既存の大手保険会社は、
都市部を中心に好立地な場所に
大きなビルを構えている。
そしてそこに勤務する従業員は、
とんでもない人数だろう。
その他セールスをする(勧誘員)
セールスレディも加えると膨大な
人数になるのはわかることだ。
そういった人への給料や経費が
高い保険料金に反映されているのは
間違いないだろう。
今後10年以内になくなる業種・業態
としてはかろうじて上がっていない
ようだったが、今のままの状態が続く
とは、どうしても考えづらい。
大手保険会社も何らかの形で
生き残りを模索するではあろうが、
ネットで完結する保険会社の脅威は
ますます高まるだろう。
ネット銀行が凄まじい勢いで
金融業界を変えている現状と
重なって見えるのは私だけだろうか?
大手銀行や大手保険会社に就職し、
まわりから羨ましく思われた時代も
終焉をむかえるのもそう遠くはない。
私は、そう感じています。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。