日本は先進国と呼ばれていますが、
貧困率が急上昇しています。
依存することが貧困家庭を生み、
貧困がいっそう貧乏を助長しています。
このような格差社会の現状について、
思うことをお話させていただきます。
私が、依存から抜け出せなかった為に、
大変な人生を送ることになったお話は、
前回させていただきました。
さて、「依存」という言葉を考えてみると、
世の中ほとんどの人間は依存し合っています。
勤務している会社に依存しているというのは、
ほとんどのサラリーマンに言えることでしょう。
ここで言う「依存」は、経済的なことです。
人間関係や精神的な依存もあることは、
勿論わかっているつもりです。
ただ、そういう視点からのお話については、
私の得意分野ではなく意図が違いますので、
今回は割愛させていただきます。
ところで・・・
日本という国について考えてみると、
食料やエネルギー資源を筆頭に、
「依存」しまっくっていますね。
私自身、感情的に中国は嫌いですが、
現実は、日本国内中国製品で溢れています。
100円均一商品はもとより、
ちょっと安くて手ごろな価格だな!
と感じる商品は、ほとんどが made in China!
私も頻繁に使っているネット通販大手、
Amazonの商品も、多くが中国製です。
made in Japanを探すことが逆に大変なくらい
中国やアジアの途上国製品で溢れています。
これがいいとか悪いとかいうことではなく、
現実がそうなってしまっているということ。
つまり、日本が単独で生きていくことは、
もう絶対に無理だということです。
さて、話を個人の「依存」に戻しますが、
サラリーマンにしろ個人商店にしろ
今の生業での収入に依存してますね。
実際に私の半生がそうでした。
現在、コロナ禍で飲食店を中心に、
サービス業や旅行業など様々な業態で、
閉店や廃業・倒産が起きています。
一昔前なら、一生安泰と思われていた
大手優良企業ですら、赤字に転落するという
今まででは考えられないことが起きてます。
会社は存続しつづけ利益を出すことが命題なので、
業績悪化すれば経費削減は当然です。
経費として一番大きいのは「人件費」です。
そうなると、「リストラ」というのは、
一番手っ取り早い対処方法でしょう。
でも、働いている従業員は、
たまったもんじゃありませんよね。
家族や子供がいる方もいれば、
家のローンがまだ数十年残っている。
母子家庭や父子家庭で、
仕事がなくなれば路頭に迷う!
会社員として勤務しているサラリーマン
だけでなく、飲食店勤務や夜の接客業など、
収入が減る(なくなる)という恐怖は、
想像を絶するものでしょう。
収入が減ったり、なくなったりしても、
生活はしていかなければなりません。
毎日、“炊き出し”に依存して
ずっと生きていくことは可能でしょうか?
ライフライン(水道、ガス、電気)は、
支払いが滞れば止まってしまいます。
ライフライン(水道、ガス、電気)を、
何度も止まる寸前で借金をしてきた私は、
その辛さが痛いほどわかります。
もっと極端に言えば、戦争になったり、
大地震や災害に見舞われたりしても、
何とかして生きるしかないのです。
また、日本人の2人に1人が癌になる
と言われているように、いつ病気になるか
ということも予測できません。
自分の身体が働けない状態になっても、
家族や子供をはじめ大切な人を守りたい
という気持ちは誰しもあるはずです。
親の介護をするために会社を辞める
という選択を余儀なくされたという話も
よく聞きます。
今、話したことが全てではないですが、
こういった原因で貧困になっていきます。
そしてイヤなことですが、
貧困家庭に育った子供も貧困になるという
負のスパイラル連鎖が統計的にも多いのです。
私が何を言いたいか。
それは、貧困(貧乏)が連鎖しないように、
どこかの時点で断ち切る必要がある
ということに尽きます。
では、どうやって断ち切るのか?
それについては、長くなりましたので、
次回お話させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。