免停(免許停止)!!!
まさか還暦になって免停になるとは!
20年ぶりに免停講習なるものに参加!?
免停を食らうのは、約20年ぶりか…
以前免停になったのは40歳前後だった。
今回の免停は、スピード違反。
前回もスピード違反だった。
私の唯一の趣味は、バイク。
バイクは16歳から乗り始めて、
今年で44年になる。
バイクが好きで好きでしょうがない。
そんな少年時代を過ごしました。
10代の頃は、さすがに少しやんちゃな?
運転もしました。
それでもこの歳になるまで、
バイクでこけたことはなかった。
大きな事故と言えば、以下に書いた
後方から追突されたもらい事故だけ。
若いころというのは、少々危険な
自分の運転スキルでは難しいような
カーブでも気合?で、
“ええぃ、ままよ”
的なノリで運転することも多かった。
でも、今から思えば、
ただ単に「運が良かった」だけである。
自分で言うのも何ですが、
決してバイクの運転がうまかった
というわけではなかった。
そして最近バイクに乗っていて
思うことがある。
“コーナーが怖い”
と感じることが多くなったことだ。
以前は、
コーナーを楽しむ余裕があったし、
直線道路はつまらなかった。
バイク乗りは、
コーナーをどれだけ速く走れてナンボ
ということがステイタス…
みたいな風潮が今でもある。
そして、
“コーナーでステップを擦った”
などということを自慢し合う。
バイクに乗らない人からすれば、
「アホか!」
「危ないだけやないか!」
と言われてもしかたがないこと。
今乗っているバイクは、
バンク角が少ないので特にヘアピン
などのカーブでは、ステップなどを
擦ることが多い。
今では、“自慢する”どころか、
「ヒヤッとする」怖さの方が先である。
今回のスピード違反による免停は、
「もういい歳なんだからほどほどに」
という戒めだろうと感じている。
話は変わるが、
最近高齢者の事故が増えている。
リターンライダーと呼ばれる、
若い時にバイクに乗っていた人が、
再度50歳前後から再びバイクに乗る
人数も増えているらしい。
そして、伴って死亡事故も急増とか。
若い時なら、難なく走れていた
という記憶や思いからだろう。
多くの人は自分の体力や判断能力、
そして反射神経は確実に落ちている
ということを自覚していない。
昔の感覚のまま、バイクにまたがり
昔と同じように走れると思い込み
スロットルを開ける。
リターンライダーの多くは、
「え、こんなに鈍っていたのか?」
そう感じると思います。
特に危険なのは、
バイクに乗っていない期間が、
数年どころか数十年とい場合である。
懐かしさと金銭的ゆとりがある
ちょうど50~60歳という年齢が
一番危ないでしょう。
実は今回の「免停講習」を受けて、
驚いたことがあった。
夜間の道路で、障害物を見付けて、
急ブレーキを踏むという講習。
シュミレーターを使ったものだが、
あまりの反応の遅さに自分でも
びっくりした。
結果は、年齢の割には「悪くない」
という評価だったが、自分的には
納得のいかないものだった。
つまり、
「もっとできるはず」
と思い込んでいたということ。
これって、
自分の運転にも言えることで、
自分は運転が決して下手ではなく、
反射神経も劣化していない。
そう思いたかったのだ。
結局、高齢者が事故を起こすのも、
こういうことだろうと感じた。
もう既に、
“高齢者”に足を突っ込んでいる
自分自身も心身の衰えを自覚して、
そんな自分と向き合う時期なのだ。
そう感じた免停講習でした。