残された人生をどう生きるかについて

父母が他界して初めてわかる
親という存在のありがたさ。
最後の泣き言を綴ります…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ2年の間に父も母も他界し、
いろいろ考えさせられることが多い。

 

 

 

自分があと何年生きられるのか?

 

 

 

そんなことは、
今までかつて真剣に考えたことは
無かったように思う。

 

 

 

身内、しかも実の父と母の死は、
想像以上にこたえた。

 

 

 

両親が生きているうちは、
死ぬということはありえないと
思い込んでいた。

 

 

 

たぶん私の息子や娘も、
私が死んでしまうという将来を
想像もしていないだろう。

 

 

 

私は、若いころから優柔不断で、
コレといった目標もなくダラダラと
生きてきた。

 

 

 

意味のないような転職も繰り返し、
両親には心配や苦労をどれだけ
掛けただろうと今になって思う。

 

 

プータローだった時期もあったし
長男をいいことに親のすねを
どれだけかじったことか…

 

 

 

親が亡くなってから初めて思う。

 

 

 

本当に苦労をかけたこと。

 

 

 

昔を思い出すと情けなくなり
亡くなって初めてわかる親の愛情。

 

 

 

ここ2年あまりは、
感傷に浸ることが多くて
まともに仕事もしなかった。

 

 

 

母が亡くなって1周忌を終え、

 

そろそろ歩き始めようとした矢先
今度は父親が亡くなった。

 

 

母が亡くなってちょうど1年目の
翌月で、お盆明けの16日。

 

 

1月違いではあるものの、
母の命日と同じ16日だった。

 

 

 

それも15日のお盆明けだったので、
周りからも私自身も、

 

「母親があの世へ連れて行った」

 

そう思わざるを得なかった。

 

 

 

正直

 

“勘弁してくれよ…”

 

というどうしようもない気持ち。

 

 

 

母が亡くなってから
父には少しでも長生きしてほしい。

 

 

 

介護施設に入っていたが、
なるべく顔を見るようにしていた。

 

 

 

亡くなったのは介護施設に入って
もうすぐ1年という時期だった。

 

 

 

2年続けて親を見送ったが、
さすがにショックだったようで、
まさか自分がもぬけの殻のように
なるとは思いもしなかった。

 

 

 

友人や知人の親が亡くなった時と
自分の親が亡くなった悲しみは
全く違う。

 

 

 

60年以上同居していた。

 

 

 

その重みはあったようだ。

 

 

 

喧嘩することもよくあったが、

 

 

“死ね くそばばあ くそじじい”

 

などと暴言を吐いていた。

 

 

本当に“死ね”とは思ってないのに…

 

 

 

 

 

両親とも急死だったこともあり
死に目には会えなかったが、
死後最初に会えたのが長男の
私であったことがせめてもの
慰めかもしれない。

 

 

 

私があと何年先に両親のもとへ
旅立つのかはわかりませんが、

 

残された人生、感謝の気持ちで
過ごしていきたいと思います。

 

 

 

この2年あまりは喪に服したと言えば
聞こえはいいが、何もしていない。

 

 

 

泣き言を言うのもこれが最後とし、
この後再出発をするための宣言と
したい。

 

 

 

両親には、

 

「育ててくれてありがとう」

 

と心から感謝して筆をおきます。

 

 

合掌

 

 

 

 

 

さて、

ぼちぼちやりまっか~

 

 

 

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