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自分が死んだ時、どのように見送って欲しいですか?

先日、母の死という人生における節目に遭遇し、
自分に残された時間を考えるとともに、
人生の終末期を考えるきっかけとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年還暦を迎えた自分が、
まさか母親の死で喪主になるとは、
夢にも思わなかった。

 

 

 

喪主になるという経験は、
そう何度もあることではありません。

 

 

そして、喪主としての通夜や葬儀
というのも、練習できるものではなく
ぶっつけ本番です。

 

 

様々な場面で不都合が発生したり、
失敗がありました。

 

 

 

でも、故人を見送るのに成功も失敗も
ありません。

 

 

どういう気持ちで最期を見送るのか…

 

 

 

 

それが大切だと感じました。

 

 

 

さて、私の母の葬儀については、
「家族葬」としました。

 

 

 

最近の新聞等の「お悔やみ欄」を見ると、
8~9割が家族葬のようです。

 

 

これは、間違いなく新型コロナウィルスの
蔓延による影響でしょう。

 

 

 

私の住む地域は、田舎にもかかわらず、
やっぱり家族葬が主体です。

 

 

コロナウィルスが今ほど蔓延していなかった
2年ほど前とは大違いです。

 

 

都市部とは違って、冠婚葬祭については、
まだ家と家の繋がりを重視する田舎では、
珍しいことかもしれません。

 

 

 

私の家は、俗に言う「本家」になります。

 

 

 

はっきりしたことはわかりませんが、
私で十何代続く家系のようです。

 

 

 

親戚縁者もそれなりに多いことから、
どんな葬儀にするべきなのかというのは、
親戚の目上の人に相談しました。

 

 

すると、予想通りですが、

 

「こんな時期だし、家族葬だな。」

 

と言われました。

 

 

 

 

私もそう思っていたので、
迷うことなく家族葬に決めました。

 

 

私は常々、母親が亡くなった時は、
家族葬にしようと思っていました。

 

 

コロナ禍ということも大きな要因ですが、
葬儀を大々的にしようという考えは、
元々ありませんでした。

 

 

母親の葬儀にかかわらず、
私自身が亡くなった時にも「家族葬」で、
見送って欲しいと思っています。

 

 

 

どんな葬儀がふさわしいのかは、
故人の遺志が尊重されるべきだと
思っています。

 

 

母の場合は、本人が家族葬を希望した
というわけではありません。

 

 

そういう話をすることもなく、
急逝してしまったからです。

 

 

 

エンディングノートをしたためていた、
というわけでもないので本心はわかりません。

 

 

 

でも、私なら顔も見たことがないような人が、
形式上お参りしていただくということを
望みません。

 

 

形式上と言うと、
語弊があるかもしれませんが、
町内だから行くべき…とか
故人以外の付き合いがあるから…的な
葬儀の参列は求めないということです。

 

 

 

本当に心から悲しんでくださる方々、
やっぱり家族が中心になって見送る
というのがいいと思います。

 

 

 

私の母の場合は、年齢も83歳であり、
年金受給者として長年、社会とのつながりも
遠ざかっていたこともあります。

 

 

 

葬儀の規模や形態については、
年齢や性別、社会的立場などによって、
違ってくるのかもしれません。

 

 

 

実際に葬儀社とコンタクトを取って、
喪主として初めての打ち合わせをしました。

 

 

 

亡くなって早々ですが、
通夜や葬儀日程、そして費用の話です。

 

 

 

特に葬儀全般にまつわる費用については、
一番悩みました。

 

 

 

特別裕福ではない我が家でもあり、
友人や知人も少ないほうだった母親。

 

 

 

ケチるというより、身の丈に見合った、
あまり派手ではない内容にしました。

 

 

 

通夜・葬儀を滞りなく終えることが出来て、
自分の葬儀について考えるようになった。

 

 

 

自分の時は、密葬でもいいと思っている。

 

 

 

心から見送ってくれる家族だけで、
長年会ったこともない人や、仕事関係など、
付き合いの延長的な形式的葬儀については、
望まないことを再確認した。

 

 

 

母の死で、いろんな経験もさせてもらって、
自分の死を身近に感じることができた。

 

 

 

あなたは、どのように見送って欲しいですか?

 

 

 

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カテゴリ:終末活動  [コメント:0]

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